聖夜の奇跡
ハーレクイン・ヒストリカル・ロマンス
エリザベス・ロールズ / デボラ・ヘイル
2007年12月31日
ハーパーコリンズ・ジャパン
953円(税込)
小説・エッセイ / 新書
オールダリー・ホールで暮らすピッパは、父が旅に出て以来、叔母たちの冷たい仕打ちに耐えてきた。クリスマスの劇『美女と野獣』の台本を書いていると、従兄のドミニクが帰還した。その姿にみな愕然とする。彼は片眼と片手を失っていたのだ(『レディと野獣』)。瀕死の未亡人クリスタベルの家に、昔の恋人ジョナサンが現れた。婚約中の彼を裏切り別の男性と駆け落ちしたのに、なぜ?命拾いした彼女は幼い息子とともに彼の屋敷でクリスマスを過ごすことになる。そこには彼を“パパ”と呼ぶある人物がいた(『再会は甘く』)。寒い雨の晩。エリザベスは身重の教え子を連れ、一縷の望みをかけてボールティング伯爵の屋敷を訪ねた。伯爵とは十年前、情熱の一夜を過ごしたあと離れ離れになったきり。だが陰鬱な表情で現れた彼は、エリザベスたちを冷たく門前払いした(『舞い下りた幸せ』)。
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