
イタリア富豪の凍った心
ハーレクイン・ディザイア 1754
オリヴィア・ゲイツ / 中野 恵
2017年4月28日
ハーパーコリンズ・ジャパン
733円(税込)
小説・エッセイ / 新書
彼が夢の中にまで現れるなんて! これが狂おしい欲望というものなの? リリは怒りの炎に身を焦がしていた。 勤務先の会社を買収した大富豪アントニオが会議を招集したのだ。 地道な研究よりも収益性の高さを優先する彼は、 きっと私たちを利益追求のためだけに働かせる魂胆だわ! しかし、現れたアントニオは目も眩むような美貌に謎めいた笑みを浮かべ、 集まった人々の心をまたたくまに掌握してしまった。 神々しいまでに華麗な彼に強烈に引きつけられるのを感じながらも、 リリは反論したあとその場を飛び出す。追いかけてきた彼は言った。 「きみはいまから経営者の一員だから、絶対に辞めることはできない」 なんて冷酷なの。だが、言いしれぬ情熱に全身は燃え上がりそうで……。 大人気の作家O・ゲイツがドラマチックで濃密な愛の世界を描いたミニシリーズ〈黒い城の億万長者〉。ご好評の声にお応えして続編をお届けいたします。イタリアの名門貴族を父に持つ富豪ヒーローが執拗なまでにヒロインのハートを射止めようとする理由とは?
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正直な研究者リリと復讐に燃える実業家
研究者のリリが「あなたが全財産を失っても、あなたの価値は全く変わらない」と淡々と言ったシーンが衝撃的だった。リリほど率直で正直なハーレクインのヒロインはなかなかいないと思う。しかも金持ちのアントニオが豪華なディナーや破格の待遇をする事も全て「無駄は嫌いなの」と撥ね付ける。話が半分ほど進んだところで2人は相思相愛に。早い。そしてリリとアントニオが性交中に突然「アレックス」っていう名前が登場する。完全に誤字なんだけど、間違え方が面白すぎた。108ページの2段目の真ん中あたり。それからこれはどうやらシリーズもののようで、「組織」に所属する「兄弟」のイワンとか他の富豪たちが登場する。ちょっとイワンが気になった。アントニオは外科医でもあるので、「組織」の「兄弟」たちをいつでも救う為に専用の医療施設を設けていて、ある日イワンに呼び出されたアントニオは、イワンの友人とその妹の手術に当たる。イワンの友人は死に、その妹は重体。話は変わって、リリはアッカルディ家の一族でアントニオは、ずっと自分を捨てたアッカルディ家に復讐しようと誓っていた。しかしリリを熱望するようになったアントニオは、復讐計画を破棄する。そんな時に皮肉にも、リリの婚約者としてアッカルディ家に招待されたアントニオは実の母に再会する。そこで母に復讐の全貌を告白した。リリはそれを柱の陰で聞いている。「まさかソフィアは、アントニオの愛人…あ、お母さんだった」っていう誤解が面白かった。復讐は結局やらなかったアントニオは「復讐の道具にされた」と誤解したリリに完全に拒否される。そのあとのアントニオがメチャクチャで、自分の家も会社もジェット機も全てリリの名義に移して、自分は紛争地帯で医療を行う事にする。それを聞いたリリは、アントニオの家に駆け込む。久しぶりのスーパーハッピーエンドだった。ただアントニオがあっさりリリに落ちちゃったのが物足りなかったかも。総計すると凄く面白かった。
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