四つの愛の物語（collection　3（20）

『クリスマスの青い鳥』-クリスマスの日、キャスリーンは猛吹雪の中、小児科医デレクに助けられ、娘を出産した。しかも、キャスリーンがシングルマザーだと知ったデレクは、出会ったばかりの彼女に、プロポーズする！キャスリーンこそ運命の女性だと直感したからだが、これまで心から愛された経験のないキャスリーンは、デレクの優しさにとまどうばかりで…。『誘惑の季節』-アニークが海辺にあるおばの家に着いたのは、もう真夜中。仕事と上司に見切りをつけて、静養しようとやってきたのだ。紅茶を飲んで、一息入れよう。ところが、そっとキッチンに行ってみると、見知らぬ男性が！いったい、だれ？おばの隣人らしいが、どこか危険な感じがする。と、いきなり唇を奪われたアニークは、彼の魅力に逆らうすべもなくて…。『サンタクロースの贈り物』-ニックはクリスマス休暇をヴァーモント州の山小屋で過ごそうとしていた。そこは六年前に別れた妻ホリーとの思い出の場所だった。再度その地を訪れ、いまだ忘れられずにいるホリーへの思いを永遠に葬り去ろうと思ったのだ。そのころ、ホリーもまた同じ山小屋をめざしていた。一人になり、ニックとの過去を見つめ直し、気持の整理をつけようと…。『幸せの約束』-旅の途中で激しい吹雪に見舞われたジョイは、やむなくキャンピオン城に身を寄せることに。突然の訪問にもかかわらず、キャンピオン伯爵の温かい歓迎を受けて、若き未亡人ジョイは久しぶりに心の安らぎを感じるのだった。季節はクリスマス。広間には祝宴の用意もされている。あなたもぜひ、ここでクリスマスを。伯爵の再三の誘いにジョイは…。