イブの星に願いを

クリスマス・ストーリー

ベティ・ニールズ / 栗原百代

2005年11月30日

ハーパーコリンズ・ジャパン

1,320円(税込)

小説・エッセイ / 新書

『聖夜の訪問者』-病院で栄養士の助手として働くシアドシアは、愛猫と屋根裏部屋で暮らしている。クリスマスも、唯一の身寄りである大おばたちと質素に祝うしかない。寂しさを募らせていたある日、憂鬱な雑用をきっかけにハンサムなベンディンク教授と知り合う。彼は病院の理事で雲の上の人だ。かなわぬ恋と知りつつも、いつしか彼女は教授と過ごすイブを夢見ていた。『天使の声を聞かせて』-ニュースキャスターのロウィーナはオーストラリアきっての富豪であるケルと結婚し、彼の浮気が原因で別居に踏み切った。ショックを受けた幼い娘はロウィーナの前でしか喋れなくなってしまう。仕事で再会したケルに今なお強く惹かれながらも、なかなか素直になれないロウィーナ。だが時はクリスマス間近、娘のために形だけでもと復縁を迫られて…。『恋に落ちたマリア』-水の都ベネチアでフランチェスコと運命的な出会いを果たし、二日後には結婚していたソニアだったが、異なる習慣になじめず数年で故郷へ逃げ帰っていた。ふたたびベネチアを訪れたのは、重病の義母を見舞うため。すばらしく魅力的な夫に会うためなどではないー絶対に別れると決めたのだから。しかし彼女のお腹には、すでに彼の子が宿っていた。『愛と喜びの讃歌』-孤児院の院長を務めるグエンドリンは、恵まれない子供たちにささやかながら心のこもったクリスマスのお祝いを贈ろうと、寄付を募りにクーム・リース伯爵邸を訪れた。人嫌いで知られる伯爵の冷酷な態度にもひるまず、やっと説得に成功したとき、館の外は猛烈な吹雪になっていた。グエンドリンは不本意ながら、無礼な伯爵と夜を明かすことにする。

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