憎しみは愛の横顔
ハーレクイン・セレクト
ルーシー・モンロー / 中村美穂
2014年5月5日
ハーパーコリンズ・ジャパン
682円(税込)
小説・エッセイ / 新書
1年前、エリーザはサルバトーレを愛し、彼の子を身ごもった。だが彼は、自分の子だと信じようとしなかった。エリーザはショックのあまり小さな命を失い、憎しみをいだいたまま、彼のもとを去った。いまは宝石店で働くエリーザを、ある日サルバトーレが訪ねてくる。彼女はさる王家の戴冠用宝玉を扱う立場にあるのだが、彼の経営するセキュリティ会社に護衛の依頼があったのだという。エリーザにとっては、つらすぎる再会だった。「僕は必ずきみを守る」そう彼は言うけれど、そこに愛は、ひとかけらもないのだから。
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(無題)
エリーザの身体が目的のサルバトーレは、エリーザと再びベッドを共に出来るならば、結婚もいとわないと思ってる最低男。エリーザは、恋多きハリウッド女優の娘なので周りから誤解されるが、地味な女子だった。父親同士が親友なのでサルバトーレとエリーザは何度か会った事がある。ある日サルバトーレに電話で呼び出されて夕食に出かけたあと、彼に流されて一夜を共にする。バージンで無垢なエリーザが、男性経験がなさ過ぎて1人悶々とする場面が愛らしい。妊娠が発覚して有頂天になっていたエリーザにサルバトーレが「僕の子供じゃない、尻軽」と完全に拒否。それからエリーザは懸命にサルバトーレに連絡を取るがサルバトーレは連絡すら拒否する。が思い直してエリーザの家に行くと、エリーザがベッドで苦しんでいて「いま私を動かしたら子供が死ぬわ、お願い。誰が父親かいわないから、私はアメリカへ行くから私を動かさないで!」と懇願するエリーザがあまりにも痛ましい。結局、エリーザは流産してしまう。そのあとエリーザは絶望してサルバトーレの元を去る。そしてボロい宝石店で再会してある日、宝石店は強盗に襲われる。宝石店の金庫室に閉じ込められた2人は、過去の話し合いをする。サルバトーレは、エリーザの父に「娘は母親似の尻軽」と言われて更に彼の過去に、女性に浮気されて騙されたという。その犠牲となったのがエリーザだった。実はこれは「母の独立心が旺盛な部分」を指していたのだが、サルバトーレが勝手に性的な事だと誤解していただけ。そのあと、一年前にサルバトーレがエリーザに夢中になるのが怖くて彼女の妹と結婚したいと宣言してその話がいつの間にか流れた事を偶然知ったエリーザは、泣き崩れるがすぐに立ち直り、サルバトーレの部屋へ行く。サルバトーレはアルコールでフラフラになってて「君はぼくを憎んでると言った」と子供みたいに繰り返し、エリーザにいさめられてベッドに行く。この辺のサルバトーレが素直でめちゃ可愛い。あとはまあ普通にハッピーエンド。エリーザが本当に幸せそうで良かった。あとサルバトーレから「ゾッとする詩を贈られた」って部分に吹いた。サルバトーレ、詩の才能ないんだな。
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