
砂のクロニクル
船戸与一
1991年11月30日
毎日新聞出版
1,868円(税込)
小説・エッセイ
それは、現代史大逆転の、最後の賭け。二万挺の自動小銃に託された、壮大なるロマン。ロンドンからモスクワへ、そして戒厳令下のイランへ。日本人武器商人〈ハジ〉は、ひた走る。歴史の隠された真実を明かしながら。煮えたぎる情念をまき散らしながら。物語作家としての天才と、メッセージのすべてを叩き込んだ未曽有の巨編。
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もこりゅう
冒険小説の第一人者が渾身の力をこめて描く壮大なる叙事詩。
上) 民族の悲劇、独立国家の樹立を求めて暗躍する中東の少数民族クルド。 かつて共和国が成立した聖地マハバードに集結して武装蜂起をたくらむ彼らだったが、直面する問題は武器の決定的な欠乏だった。 クルドがその命運を託したのは謎の日本人”ハジ”。武器の密輸を生業とする男だ。 ”ハジ”は2万梃のカラシニコフAKMをホメイニ体制下のイランに無事運び込むことはできるのか? 下) 機は熟した。運命の糸に操られるかのようにマハバードには様々な人間が集まっていた。 革命防衛隊副部長の、ガマル・ウラディ、隊員のサミル・セイフ、クルド・ゲリラのハッサン・ヘルムート、過去を抱えた女シーリーン、そして二人の”ハジ”も。それぞれの思惑が絡み合い、マハバードは今、燃え上がる― 冒険小説の第一人者が渾身の力をこめて描く壮大なる叙事詩。山本周五郎小受賞作。(カバーより引用) 最高に面白く、長さを感じさせない作品。壮大でもある。また、イランなどの当時の情勢もわかって勉強になる。日本で平和にうだうだ無宗教で暮らしているぼくには、理解しがたい部分もあるが向こうではそれが常識だと考えると不思議な気分になる。
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