昨日の恋

爽太捕物帖

北原亜以子

1995年4月30日

毎日新聞出版

1,601円(税込)

小説・エッセイ

文化3年の芝の大火で焼け出され、親兄弟と死に別れた9歳の爽太は、13歳のとき芝露月町の鰻屋「十三川」の主、十兵衛に養子として迎えられるまで、仲間と掏摸、掻っ払いの日々を送っていた。その度胸と手際の良さを見込んだ同心朝田主馬に十手を預けられ、26歳になる今は、「十三川」の一人娘おふくとの間に2人の娘に恵まれ、幸せに暮らす身。その爽太のところへ、下町に住む男女のからむ事件が次次に持ち込まれる。昔の苦労を忘れぬ爽太は、十手を懐に粋な裁きをみせるのだった。

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