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もこりゅう
法に裁かれるのは当人だけかもしれないけど、社会的に裁かれるのは当人だけではない
山田くんと沢尻さんで映画化するってんで読んでみました。 弟の大学進学の資金のために、ある家に盗みに入り、衝動的に殺人を犯してしまう兄。加害者側の家族である弟を主人公とし、強盗殺人犯の弟というレッテルを貼られ、周りからの差別や偏見を受ける苦悩を描いている。 主人公の気持ちもよくわかるが、周りの人々の気持ちもわかってしまうのが悲しい。自分は、周りにそういう人がいた場合、すんなり受け入れることができるか、と考えると率直に「ハイ」とはいえないのである。攻撃するわけではなく、守ってしまうと思う。変に気をつかってしまうような。 お兄さんの手紙は、とても気持ちのこもった手紙であるが、それを次第に弟が捨てていく描写が出てくる。とても悲しくなるが、同時にしょうがないのかもしれないとも思ってしまう。 罪を犯すときは、自分の周りの家族や友人が受ける差別や偏見を含めて罪であることを忘れてはいけないってことだね。法に裁かれるのは当人だけかもしれないけど、社会的に裁かれるのは当人だけではないのである。
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