47都道府県・名門/名家百科

47都道府県シリーズ

森岡 浩

2020年11月4日

丸善出版

4,400円(税込)

人文・思想・社会

本シリーズの第24弾企画は、「名門/名家」。名門/名家といえば、皇族の宮家、公家の武者小路、商家(財閥)の三井など、いまにつながる由緒正しき家系がいくらかは思い浮かぶはず。調べてみると意外と多い名門/名家を、今回は47都道府県別に徹底解説する。 取り上げられる名門/名家のジャンルも都道府県の特色に従って多種多様。本書を読めば、各都道府県の地域特性を読み取ることもできる。また、現存する会社や商品等々も、歴史をさかのぼれば過去の名門/名家が始めたものだった、ということもしばしば。地域についての意外な事実が満載の一冊。 第I部 名家とは何か    (身分制度/名家の基準/ジャンル毎の名家/時代による区分など) 第II部 47都道府県 名門/名家一覧    (各都道府県紹介ページの前半に中世の名族情報、後半に近世以降の名家情報を掲載) 北海道/【東北地方】青森県/岩手県/宮城県/秋田県/山形県/福島県/【関東地方】茨城県/栃木県/群馬県/埼玉県/千葉県/東京都/神奈川県/【北陸地方】新潟県/富山県/石川県/福井県/【甲信地方】山梨県/長野県/【東海地方】岐阜県/静岡県/愛知県/【近畿地方】三重県/滋賀県/京都府/大阪府/兵庫県/奈良県/和歌山県/【中国地方】島根県/鳥取県/岡山県/広島県/山口県/【四国地方】徳島県/香川県/愛媛県/高知県/【九州/沖縄】福岡県/佐賀県/長崎県/熊本県/大分県/宮崎県/鹿児島県/沖縄県 ◆本書で紹介されている名門/名家の一例 熊谷家(東京)・・・ 鳩居堂(きゅうきょどう)創業家。熊谷直実の末裔と伝える。寛文3年(1663)熊谷直心が京都で薬種商として創業。享保年間(1716〜36)に薫香販売に転じ、筆墨紙なども扱って、室鳩巣から「鳩居堂」という名を与えられた。江戸時代後期には頼山陽の指導で筆墨の自家製造を始めている。 飯田家(京都)・・・高島屋創業家。近江国高島郡の飯田儀兵衛が京に出て高島屋と号して米穀商を営んだのが祖。呉服屋の丁稚から儀兵衛の養子となったのが創業者の初代新七である。文政12年(1829)新七は分家して古着商を開店、安政元年(1854)に2代目新七が呉服商に転じた。禁門の変の際に価格を変えずに営業を続けたことで高島屋の名をあげたという。 林家(広島)・・・厳島神社神官。宮島三家の一つ。代々、朝廷から派遣される奉幣使の代参をする上卿職をつとめた。廿日市市宮島町滝町にある同家住宅は「上卿屋敷」と呼ばれ、国指定重要文化財である。 付録 公家一覧

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