世界の食文化百科事典
野林 厚志
2021年1月29日
丸善出版
22,000円(税込)
人文・思想・社会
食べるという行為は,生態学的,栄養学的充足を満たす以上の役割を担ってきた.食べ物は最も原始的な富の形態として生産,貯蔵,交換を通じ経済活動を構築し、地域の風土と結びついた食べ物は、人々のアイデンティティと深い関わりをもつ.本事典では,これまでの食研究のアプローチを紹介する章,「食べ物・飲み物」「料理・調理・加工・保存」といった食を人間と自然・生態とをつなぐものとして考える基礎的な章,「健康・科学」「味」といった身体という観点から食と文化の関係を考える章,「信仰と宗教・儀礼・祝祭」「象徴・意味・価値観」といった食の多様なあり方に関する章,「生産・流通・廃棄」「社会・政治・国際制度」「グローバル化する食・変化する食」など,現代における食の動態を扱う章を設定した.最終章では,世界の諸地域で育まれた食文化を地域ごとに紹介した.食文化の体系を理解するための基礎的・学際的な知識を提供する一冊である.
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