
夜と霧
ドイツ強制収容所の体験記録
ヴィクトール・エミール・フランクル / 霜山徳爾
1985年1月31日
みすず書房
1,980円(税込)
小説・エッセイ / 人文・思想・社会
本棚に登録&レビュー
みんなの評価(27)
starstarstarstarstar
読みたい
49
未読
20
読書中
4
既読
86
未指定
126
書店員レビュー(0)書店員レビュー一覧
みんなのレビュー (4)
参考になった順
新しい順
読むべき本
starstarstarstarstar 5.0 2024年08月14日
1. 収容所で行われていた残虐行為の解説 2. フランクル教授の論文 3. 写真 の3部構成になっているのですが、他のレビューサイトで言われている通り『解説』を読み進めるのがとても辛かったです。 これまで生きてきた中で耳にしたこともないような暴力が詳細に書かれています。人間の本質は暴力にあるのかと思ってしまいますが、フランクル教授は収容所内でも善意を持ち続け仲間を励ましていました。 その当時教授がどのような心理的状態を経験していたのか、そして捉え方によってはどんな困難の中にも生きる意味が必ずある、ということを学ばせてもらいました。 難しい部分もありましたが何度でも読み直して、フランクル教授が強制収容所の体験から見出だしたものを理解したい、と強く思う1冊でした。
全部を表示ー部を表示
いいね0件
登録しました。
close

ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
シェア
X

LINE
リンク
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
© Rakuten Group, Inc.
キーワードは1文字以上で検索してください







Readeeユーザー
再読は不可
初めの70ページほどは2段組みの細かい文字で始まる、読むことを更にハードルを上げる装丁。 そこでは、ナチス収容所での事実が淡々と書かれ、さらに憂鬱になる。 ここまで人は残酷になれるのか、 人でなく別のものとして認識するから、こんな看守とかが出てくるのか、と思ったりする。 本編が始まると、フランクルの経験に基づく一人称になる。 文字は大きいが、こっちになるとさらに読むのが大変になった。 人としての尊厳を認められない状態であろうが、望む未来を捨てない自由ゆえに、最後まで生き延びた。とあるものの、妻子はとっくに死んでおり、求める未来は叶えられないだろうと知りつつ、心強く持つところ、自分ではできないなと思ってしまった。 結局生き延びれたのは、高い精神力まありつつ、運じゃんという思いが強い。 無駄なあがきするぐらいなら、あきらめた方が楽になるなんて考えてしまう。 落ち込んでいる時に読む本じゃないな。 だが、再読はまずしない。
全部を表示
いいね0件