舞踏会へ向かう三人の農夫

リチャード・パワーズ / 柴田元幸

2000年4月30日

みすず書房

3,740円(税込)

小説・エッセイ

それは1914年のうららかな春、プロイセンで撮られた一枚の写真からはじまった。現代アメリカ文学最強の新人が描き切った驚異の物語。

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toruo

(無題)

-- 2022年05月12日

作者が全米図書賞を獲った「エコー・メイカー」大した作品だったのでデビュー作のこれも読んでみました。 表紙の写真が重要なモチーフで、ドイツの写真家アウグスト・ザンダーの1914年の作品だそうです。 偶然、原題のデトロイトでこの写真を見た男、被写体の3人、そして偶然ビルの窓から見かけたパレードの中にいた女性を追いかける編集者、の3つの物語が並列に語られていって、という形式です。 注釈が多く、自分はいちいち注釈を読むのが面倒で嫌いなのですがそれを差し置いても面白く読めました。大した作品だと思います。

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Tojo Hiroyuki

読み応え十分

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4.4 2022年02月23日

どこに向かうのか、どうなったのか。 戦争という舞踏会が始まる20世紀初頭の写真から 恐ろしく深く面白い物語が出来上がってた。 一回だけでは作者の書いた内容の半分も拾えてない気がする。時々読み返したい。

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