指紋と近代

移動する身体の管理と統治の技法

高野麻子

2016年2月18日

みすず書房

4,070円(税込)

人文・思想・社会

指紋法が使用される背景には、共通して、放浪生活を営む人びと、偽名を使って移動を繰り返す犯罪者、国境を越えて往来する移民がいた。指紋法は移動する人びとを、国家や植民地統治者が把握・管理可能な状態に置くための統治の技法だった。なぜ指先の紋様なのか。近代的統治の課題とは何だったのか。イギリス帝国から日本帝国、さらにグローバル化時代へと続く、生体認証技術の歴史的変遷を描く。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

1

未読

0

読書中

0

既読

0

未指定

1

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください