
ヒトラーのモデルはアメリカだった
法システムによる「純血の追求」
ジェイムズ・Q・ウィットマン / 西川美樹
2018年9月4日
みすず書房
4,180円(税込)
人文・思想・社会
「本書の目的は、ナチスがニュルンベルク法を考案するさいにアメリカの人種法に着想を求めたという、これまで見落とされていた歴史を紐とくことだ。それにより、この歴史がナチス・ドイツについて、人種主義の近代史について、そしてとりわけこのアメリカという国について私たちに何を語るのか、それを問いかけることにある」(はじめに) そして本書は、ナチスのニュルンベルク諸法が、市民権、およびセックスと生殖を重視していたことを指摘する。 「アメリカの人種法にはナチスから見て魅力的な面がいくつかあった。とりわけ異人種婚に重罰を科すアメリカの稀有な慣習が「ドイツ人の血と名誉を守るための法」の背景に見てとれる。いっぽう「血の一滴の掟」(ワンドロップルール)といった他の点は、あまりに過酷すぎると驚かれた」(終章)のだった。 法と歴史の狭間から、豊富な史料を駆使して、人種法における世界の「リーダー」たるアメリカ、さらにアメリカそのものに深く根付いた人種主義をあぶりだした、初めての試み。 はじめに 第1章 ナチスの国旗とナチスの市民はいかにつくられたか 最初のニュルンベルク法──ニューヨークのユダヤ人とナチスの旗 第二のニュルンベルク法──ナチスによる市民の規定 アメリカ──人種主義的移民法における世界のリーダー アメリカの二級市民 ナチスが穂を継ぐ 公民法に向けて──1930年代前半のナチスの政策 ナチスはアメリカの二級市民に注目した 結論 第2章 ナチスの血とナチスの名誉を守る 「血の法」に向けて──街頭での対立と政権内の対立 街頭での対立──「明快な法律」を求める 政権内の対立──プロイセン覚書とアメリカの例 守旧派の法曹による抵抗──ギュルトナーとレーゼナー 1934年6月5日の会議 アメリカの法律に関するナチスの情報源 アメリカの影響を評価する 「混血児」の定義──「血の一滴の掟」とアメリカの影響の限度 終章 ナチスの目から見たアメリカ 人種主義の世界史におけるアメリカの位置づけ ナチズムとアメリカの法文化 謝辞 索引 原注 推奨する参考文献
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