
鋼の王国 プロイセン 下
興隆と衰亡1600-1947
クリストファー・クラーク / 小原淳
2024年12月2日
みすず書房
6,160円(税込)
人文・思想・社会
第二次世界大戦後、連合国はプロイセンの解体を宣言した。プロイセンは消滅した。 ドイツはナチズムへと至る「特殊な道」を歩み、その一因はプロイセンにあるとされた。「特殊な道」論が落とした長い影は、プロイセンを歴史として対象化することを難しくした。本書はそうした状況に突破口を開いた。罪悪あるいは賛美という目的論から離れ、約350年に及ぶプロイセン通史を包括的かつ中立的に提示したのである。 下巻は、ナポレオンに敗北して破滅しかけたプロイセンがドイツの盟主になり、第二次世界大戦を経て消滅するまでを描く。 ヨーロッパの一部として存在していたプロイセンは、フランスとの闘争により、ドイツとの一体化を進めた。そしてドイツ統一が実現したとき、皮肉にもプロイセンの終焉が始まったのである。1848年革命、4つの戦争、ビスマルクとドイツ統一、ヴァイマル時代、ナチズム、戦後までが語られる。 膨大な資料、歴史的事件、制度、政治という多種多様な要素が、不協和音を奏でることなく、ひとつのプロイセン像を提示する。プロイセンの歴史を描き切った決定版。[全2巻] 第十一章 鋼の秋(とき) 第十二章 歴史における神の歩み 第十三章 緊迫 第十四章 プロイセン革命の光と影 第十五章 四つの戦争 第十六章 ドイツへの解消 第十七章 終局 訳者あとがき 原註 図版一覧 索引
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