コミュニケ-ションと人間形成
かかわりの教育学2
岡田敬司
1998年1月31日
ミネルヴァ書房
2,750円(税込)
人文・思想・社会
子どもと親、生徒と教師の間のコミュニケーションはいかに可能であるのか。また、そのコミュニケーションがいかに子どもの人間形成に寄与するのか。本書はこうした問題に、「子どもと大人の共通方言の拡大増殖」という徹底して合理主義的な仮説をもって答えようとする。母子の初期コミュニケーション、教師と生徒の対話、討論授業の議論などが順次、このメカニズムの異なった位相の事例として解明され、最後に、討論的理性の可能性と限界とが、人間形成論の視点から考察される。「分かり合う」ことの徹底解明を目指す。
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