江戸の旅人吉田松陰
遊歴の道を辿る
海原徹
2003年2月28日
ミネルヴァ書房
5,280円(税込)
人文・思想・社会
30年の短い生涯の間に、松陰は精力的に日本各地を旅している。彼を旅に駆り立てた理由や動機は何か。旅の中で何を見てとり、何を経験したのか。旅から学んだものが、彼の主張や行動にどのように反映されていったのか。著者は、彼が歩いた道筋を自身の足で歩いて見ることにした。彼が草鞋を脱いだ旅宿を探しあて、教えを乞うた学塾の跡に佇むと、旅日記や手紙に記された出来事が、昨日のことのように蘇り、雄弁に語りかけてくる。
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