精神障害者-家族の相互関係とストレス

Minerva社会福祉叢書

南山浩二

2006年2月28日

ミネルヴァ書房

6,600円(税込)

人文・思想・社会

本書は、ストレスへの社会学的営為、家族社会学などの立場から、コミュニティケアにおける「家族」の意味を、障害者・家族双方の視点から改めて問うとしたものである。家族だけではなく障害者を対象とした調査データや障害者・家族のペアデータの分析を通じて、精神障害者・家族双方にとって、よりストレスから自由な関係性の同定を試みている。精神障害者・家族の意味世界に照準することで、障害者や家族が一定の関係性に水路づけられている状況を確認するだけではなく、新たな関係性構築へとむかう可能性をさぐることも本書の課題となっている。

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