戦前日本の石油攻防戦
1934年石油業法と外国石油会社
橘川武郎
2012年5月31日
ミネルヴァ書房
3,850円(税込)
科学・技術
貿易黒字下の市場開放やエネルギー安定供給をめぐり、二〇世紀後半以降の日本が諸外国と熾烈なせめぎあいを見せた原点とは。本書では、その出発点の一つとして、一九三四年の石油業法の成立・施行と、それへの米国系石油会社(スタンヴァック)の対応を詳細に分析する。日米英の一次資料を駆使し、経済自立に繋がる通商取引を目指した日本、自由貿易原則を唱えた米国、各担当者達の行動が赤裸々に解明される。
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