若者の戦後史

軍国少年からロスジェネまで

叢書・現代社会学

片瀬一男

2015年9月30日

ミネルヴァ書房

3,300円(税込)

人文・思想・社会

はじめにーー若者の戦後史・前史 序 章 若者をめぐる言説と研究の変遷  1 階層社会のなかの若者  2 存在の承認としてのアイデンティティ  3 1970年代ーー若者論の端緒  4 1980年代ーー消費・情報社会のなかの若者論  5 1990年代以降ーーポストバブル期の若者論  6 本書の特色と構成  第1部 戦前・戦後から高度経済成長の終焉へ 第1章 軍国少年たちの戦前・戦後  1 「軍国少年」というアスピレーション  2 奉公・献身の恣意的解釈    --軍国少年の「立身出世主義」  3 職業軍人アスピレーションの盛衰    --軍国少年たちの戦前  4 職業軍人志望者の教育アスピレーションと教育達成・職業達成  5 職業軍人志望者の社会意識  6 昭和日本とともに歩んだ世代のライフコース  コラム 教育機関としての軍隊   第2章 集団就職者の高度経済成長  1 高度経済成長と集団就職の始まり  2 高度経済成長期における新規学卒労働市場  3 若年労働力移動の制度化  4 集団就職世代の職業と職歴  5 集団就職世代の社会意識  6 集団就職世代のライフコース  7 高度経済成長と若者  コラム 東京オリンピックと出稼ぎの悲劇 第3章 モラトリアム人間の就職事情  1 大衆教育社会における「モラトリアムな季節」  2 戦後における高学歴化と学歴インフレの進行  3 語られ始めた「青年問題」  4 「モラトリアム人間の時代」の実相  5 「モラトリアム人間論」の検証  6 語られ続けた「若者」  コラム 政治の季節が終わった後で  第2部 新人類の時代から「失われた20年」へ 第4章 新人類の情報格差デジタルデバイド  1 「新人類」登場  2 「新人類」から「おたく(オタク)」へーー情報化の光と影  3 情報新人類の再検証  4 情報コンシャス層と非コンシャス層  5 オルトエリートとしての情報新人類?  6 情報社会における市民的公共圏の可能性  コラム 情報新人類の前衛と末裔   第5章 もう一つのロスジェネ  1 愛と労働とアイデンティティ  2 若年労働者の二極化ーー現代の「アリとキリギリス」  3 若年労働者の労働時間  4 若者に時間と象徴文化を  コラム 「すんきゃーヤバい」ロスジェネ   第6章 若者文化の行方  1 変容する戦後  2 「絶望の国の幸福な若者」をめぐる二つの仮説  3 若者文化の再構築へ   文献案内/おわりに/引用文献/人名・事項索引

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

0

未読

0

読書中

0

既読

0

未指定

3

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください