科学哲学の源流をたどる

研究伝統の百年史

伊勢田 哲治

2018年11月12日

ミネルヴァ書房

3,300円(税込)

科学・技術

科学哲学は科学と離れて独自の問題意識を育ててきた。しかし、その問題意識を科学者に説明するには苦労することもある。どうしてなのだろうか。 本書では、現在とつながるような研究があらわれる1830年ごろから、ウィーン学団の結成が宣言されて科学哲学が学術分野として成立する1929年までの100年間におよぶ科学哲学の道のりをたどることで、この問いに答える手がかりを考えてゆく。 序 章 科学哲学の来た道 第1章 帰納と仮説をめぐる論争  1 ジョン・ハーシェル  2 ウィリアム・ヒューウェル  3 ジョン・スチュアート・ミル 第2章 「サイエンティスト」の起源  1 「サイエンス」と「サイエンティスト」  2 「サイエンティスト」のその後 第3章 19世紀のクリティカルシンキング  1 19世紀までのクリティカルシンキング  2 ウェイトリーとミル 第4章 実証主義の成立  1 観察可能な対象に科学のスコープを限る思想  2 「実証主義」という言葉の起源 第5章 19世紀末から20世紀初頭の科学哲学  1 ドイツ語圏における科学哲学の展開  2 社会科学の哲学のおこり  3 英米の科学哲学  4 フランスの科学哲学 第6章 論理実証主義へと続く道  1 ウィーン学団につながるさまざまな道  2 哲学内部の運動としての科学哲学 注 あとがき 科学哲学関連年表 参照文献 人名・事項索引

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