よみがえる古代王朝(3)

古代の地平を拓く

河村 日下

2019年5月31日

ミネルヴァ書房

4,400円(税込)

人文・思想・社会

盗用された二大国家の史書 「崇神」「応神」「仁徳」「雄略」「倭の五王」…狗奴国と邪馬壹国の歴史を発掘する。 ?狗奴国の中心地は、鳥取県西部。邪馬壹国のそれは、太宰府。この二大国家の存在が明らかになったことから、『記紀』の主張する「大和朝廷」の屋台骨がぐらつき始めた。狗奴国の史書をこっそりと活用することにより、仁徳・雄略など「大和朝廷」の歴代天皇が作り出されていた。他方、邪馬壹国の史書はほとんど処分されている。だが、真実を消し去ることはできない。その真実が、今ここによみがえってきた。古代通史第三弾。 はじめに  第1部 掠め盗られた古代王朝 第一章 意祁と袁祁の語る真実  1 逆境を耐え抜いた兄弟  2 飛鳥川  3 銅鐸文明圏の証言 第二章 これでも「大和朝廷」の天皇なのか  1 仁徳の行動  2 石之比売と「筒城宮」  3 地名は大地に刻まれた金石文  4 「難波」・大阪湾岸の矛盾  5 破壊されても真実は残る 第三章 崇神を巡る『記紀』の深奥  1 「纏向遺跡」と箸墓  2 「オホタタネコ」伝説を解く  3 「反逆」の深層 第四章 雄略と泊瀬・吉野  1 簒奪の大王  2 「吉野」の謎  3 「長谷」と「泊瀬」  4 ここが志幾だった  5 雄略と一言主 第五章 別人にすり替えられていた狗奴国の大王たち  1 応神もこの地の光景を楽しんでいた  2 八束水臣津野は天皇だった  第2部 消された古代王朝 第六章 邪馬壹国、その後  1 徘徊する「妖怪」  2 「貴国」と「貴倭女王」  3 「石穴」は語る 第七章 実在した九州王朝  1 鏡の中の九州王朝  2 鉄刀の中の九州王朝  3 「石上」は「イソノカミ」か 第八章 「倭の五王」を巡る謎  1 『記紀』に姿を見せない「倭の五王」  2 「倭の五王」の都するところ 第九章 巨大古墳の謎を解く  1 巨大古墳築造の目的  2 「前方後円墳」の名称は間違っている  3 卑弥呼の鏡と三角縁神獣鏡  4 同笵鏡の語る真実 おわりに 事項索引 人名・神名索引

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