懐良親王

日にそへてのかれんとのみ思ふ身に

ミネルヴァ日本評伝選

森 茂暁

2019年8月23日

ミネルヴァ書房

3,850円(税込)

人文・思想・社会

懐良親王(1329年?から1383年)南北朝時代の皇族。 九州が歴史の牽引力となったり、新しい時代のさきがけとなったりしてきた事例は枚挙にいとまない。本書は、後醍醐天皇の皇子として征西大将軍に任ぜられた懐良親王の生 涯をたどりつつ、南朝を強力に支えた九州の南北朝時代の特質を描き出す。 序 章 懐良親王と九州の南北朝時代  1 九州の歴史的特性  2 新しい研究への扉  3 呼称と名前のよみ 第一章 懐良親王の九州下向  1 後醍醐天皇の全国制覇構想  2 延元三年九月一八日付の後醍醐天皇綸旨  3 懐良親王の九州出発 第二章 伊予国忽那島時代・薩摩国谷山時代  1 伊予国忽那島時代  2 薩摩国谷山時代  3 阿蘇惟時と恵良惟澄 第三章 肥後国菊池時代  1 肥後への転進  2 菊池武光の台頭  3 征西将軍の本格的な活動開始 第四章 追風としての観応の擾乱  1 九州の観応の擾乱  2 大宰府攻略へのみちすじ  3 懐良親王令旨と時代の趨勢 第五章 大宰府征西府の全盛時代  1 大宰府征西府の成立  2 大宰府征西府時代の懐良親王令旨  3 大宰府征西府の機構  4 大宰府征西府隆盛の周辺  5 翳りから陥落へ 第六章 征西府の衰滅過程  1 征西将軍職の交替と良成親王  2 一品式部卿懐良親王  3 その後の九州争乱 第七章 懐良親王の精神世界  1 仏神の信仰と和歌文芸  2 父と母、父母への思い 終 章 九州南朝の終焉 参考文献   あとがき   懐良親王略年譜   人名・事項索引

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