矢代幸雄

美術家は時空を超えて

ミネルヴァ日本評伝選

稲賀 繁美

2022年1月18日

ミネルヴァ書房

4,950円(税込)

人文・思想・社会

矢代幸雄(1890年から1975年)美術史家、評論家。 欧州に留学し、ボッティチェルリ研究で注目される。帰国後は美術研究所の設立に参画し、戦後には大和文華館初代館長ともなる。独自の方法論をもって名を馳せた日本の美術史研究の先駆者であり、幅広い人脈を活かして日本美術を世界に紹介した文化外交の達人でもあった。同時代の思潮にも目配せしながら、その知られざる生涯に迫る。 凡 例 プロローグ 真珠のネクタイピン 第一章 履歴と人脈ーー留学まで  1 生い立ち  2 日本における同時代の美術史研究と教育の現状  3 インド詩人・タゴールに接して  4 原三渓との交流 第二章 欧州留学  1 倫敦滞在  2 パリ体験と美術品蒐集  3 イタリアへ  4 『サンドロ・ボッティチェルリ』刊行 第三章 美術研究所時代  1 美術研究所設立まで  2 欧米派遣  3 中国美術工藝調査と北京滞在  4 「美術研究所」辞任 第四章 戦中から戦後へ  1 『日本美術の特質』初版から第二版へ  2 戦後文化人としてのあゆみ  3 敗戦復興期における裸体の効能  4 海外日本古美術巡回展 第五章 「偉大なるアマチュア」  1 大和文華館設立から『歎美抄』へ  2 美術批評家・矢代幸雄  3 文化外交と海外向け豪華書籍出版事業  4 叙勲と慶事 エピローグ 後世への遺産 参考文献 あとがき 矢代幸雄略年譜 資 料 人名・事項索引

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