介護職員の定着をいかにして図るか
エビデンスをもとに探る老人ホームの組織マネジメント理論
田中 康雄
2023年3月20日
ミネルヴァ書房
4,180円(税込)
人文・思想・社会
介護人材の不足は深刻化しており、介護老人福祉施設の介護職員の離職を防止する対策として一刻も早く具体的な取り組みを提案することが必要となっている。本書は、経験や感覚ではなく大規模調査によるエビデンスに基づき、また全施設一律ではなく従来型・ユニット型それぞれの形態の介護労働環境に着目した考察により、介護職員が離職に至る過程を実証的に分析。「老人ホーム」の組織マネジメントを考えるためのヒントを示す。 はじめに 出版によせて(筑波大学大学院教授 小澤温) 第1章 特別養護老人ホームで介護職員の離職防止が必須となる背景 1 介護人材不足の現状 2 各施設形態(従来型・ユニット型)における離職防止に向けた課題 第2章 各施設形態における介護職員の離職防止に向けた先行研究の整理 1 ストレスに関する先行研究 2 介護業務に関する先行研究 3 教育・研修に関する先行研究 4 リーダーシップとコミュニケーション・スキルに関する先行研究 5 先行研究のまとめと研究上の課題 第3章 本書の目的と構成 1 本書の目的 2 本書の分析枠組み 3 本書の構成 第4章 介護職員の仕事上のストレスに関する調査研究 1 職業性ストレスの差異 2 仕事上の心理的ストレス要因 第5章 教育・研修の取り組みと離職率に関する調査研究 1 教育・研修の課題と効果 2 正規介護職員の離職率と教育・研修の関連 第6章 リーダーシップおよびコミュニケーション・スキルと就労継続意識に関する調査研究 1 介護職員が求める上司のリーダーシップの構成要因 2 上司のリーダーシップによる就労継続意識への影響 3 上司のリーダーシップおよびコミュケーション・スキルと介護職員の就労継続意識の関連性 第7章 介護職員の離職防止対策に向けて求められること 1 本書の調査から得られた知見の整理とまとめ 2 ストレスマネジメントに向けて 3 教育体制の強化 4 管理体制の強化 第8章 今後の展望と本書の研究の限界 1 今後の介護福祉政策のあり方 2 本書の研究の限界 第9章 外国人技能実習制度の可能性 1 外国人技能実習生に関する先行研究 2 外国人技能実習制度の今後の可能性 おわりに 索 引
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