歴史のディコンストラクション
共生の希望へ向かって
UTCP叢書 4
小林 康夫
2010年3月10日
未来社
2,640円(税込)
人文・思想・社会
未來社PR誌での好評連載「思考のパルティータ」27回分に、関連する講演・論述を増補した著者の最新論集。さまざまなジャンルや学問と交流しながらたがいに越境し、共生していく現代哲学の最尖端を疾走しつつ、迷走する資本主義の彼方に“歴史の真理”を読み取ろうとする著者の思考は、個人の「主体」を問い直し、人類の「共生の地平」から新たな実存を紡ぎ出そうとする。キリスト教、佛教の問題への関心から、さらにはブランショやデリダに代表されるフランス的思考をバネに、次世代へ向けて哲学的思考のリミットを切り開こうとする渾身の希望の哲学。
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