父への恋文
新田次郎の娘に生まれて
ヤマケイ文庫
藤原咲子
2011年3月31日
山と渓谷社
968円(税込)
人文・思想・社会 / 文庫
著者は、山岳小説と歴史小説で数々の大作を著してきた直木賞作家・新田次郎を父に、戦後の引き揚げ体験を綴った『流れる星は生きている』でベストセラー作家となった藤原ていを母にもつ家庭に育った。幼少期の辛い引き揚げ体験がトラウマになっていた著者は、一人娘であるがゆえに父親から深い愛情をかけられ、成長した。新田次郎の死後20年を経て、初めて綴られたベストセラー作家を両親にもった娘の心の葛藤を描いた話題作である。
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