
原因を推論する〔新版〕
政治分析方法論のすゝめ 量的方法と質的方法
単行本
久米 郁男
2025年3月28日
有斐閣
2,310円(税込)
人文・思想・社会
社会科学の方法論テキストとして広く読まれたテキストの新版。新版では,科学的に検証可能な仮説を探っていく方法について,さらに掘り下げた解説を加え,新たなコラムや補章を追加した。身近で一般的な社会現象や政治現象を題材に原因を探っていく作法を丁寧に解説する。 序 章 説明という試み 第1部 説明の世界 第1章 説明の枠組み──原因を明らかにするとはどういうことか 第2章 科学の条件としての反証可能性──「何でも説明できる」ってダメですか? 第2部 量的研究の世界 第3章 観察,説明,理論──固有名詞を捨てる意味 第4章 推論としての記述 第5章 共変関係を探る──違いを知るとはどういうことか 第6章 原因の時間的先行──因果関係の向きを問う 第7章 他の変数の統制──それは本当の原因ですか? 第8章 分析の単位,選択のバイアス,観察のユニバース 第3部 質的研究の世界 第9章 比較事例研究の可能性 第10章 単一事例研究の用い方 終 章 政治学と方法論 補 章 原因を推論するトレーニング ちょっと長い,少し個人的な,あとがき 新版あとがきにかえて 「比較政治学と日本政治」についての備忘録
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