計算と経営実践
経営学と会計学の邂逅
単行本
國部 克彦 / 澤邉 紀生 / 松嶋 登
2017年2月23日
有斐閣
4,840円(税込)
ビジネス・経済・就職
経営の現実としての実践と,その起源であり駆動力ともなる制度を理解するために,計算を中核に組織化される会計実践や経営実践を,多角的に分析。経営学・会計学の理論的な最先端から,現代の資本主義社会の成立ちにまで問いを投げかける,意欲的な論文集。 序章 計算を中核として組織化される経営実践──「見失われていた豊饒な地平」の再発見(國部克彦・澤邉紀生・松嶋登) 第1部 計算へのまなざし 第1章 計算が創る市場・組織・社会(國部克彦)/第2章 勘定と感情──会計実践における目的志向性と感情性(澤邉紀生)/第3章 市場取引の神々──計算と交換を支える制度ロジックスの超越と内在(松嶋登・早坂啓) 第2部 経営実践の検討 第4章 計算の銘刻としての会計──組織変化の理解に向けて(北田皓嗣)/第5章 イノベーションの駆動と会計計算──「計算の方程式」に着目した一考察(天王寺谷達将)/第6章 可視性の創造と変容──マテリアルフローコスト会計実践の時系列分析(東田明・國部克彦・篠原阿紀)/第7章 人材を計算可能にするアレンジメント──人材紹介を活用した中途採用の比較ケース・スタディ(矢寺顕行)/第8章 金融理論の実践──クレジット・スコアリングに基づいたアルゴリズミックな布置の日米比較(城田剛)/第9章 企業者の計算実践──事業計画の自己拡張と整合化(小川智健)/第10章 企業間取引の物質的実践──金属切削加工を可視化する計測機器(上西聡子・松嶋登・早坂啓)
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