スターバックスでラテを飲みながら憲法を考える

単行本

松井 茂記

2016年5月2日

有斐閣

2,530円(税込)

人文・思想・社会

1955年前後生まれの憲法学者が,現代社会に生起する憲法問題,これから向き合うことになるであろう憲法問題を自由に論じる。あたかもスターバックスでラテを飲みながら考え議論するような雰囲気のもと,さまざまな問題提起がなされ,知的好奇心を刺激する。 1 安らかに死なせてほしい──尊厳死の権利および安楽死の権利(松井茂記) 2 死者の個人情報の行方──死者とプライバシーの権利(渋谷秀樹) 3 憲法はアイヌ民族について何を語っているか──個人の尊重と先住民族(常本照樹) 4 イメージ一枚で四億円?──チャイルド・ポルノグラフィ抑止の値段と表現の自由(紙谷雅子) 5 集会をどこでするか──集会・表現の自由とその行使場所(内野正幸) 6 「全国民の代表」とは何か──国会議員の地位(赤坂正浩) 7 Short, Tall, Grande, or Venti?──現代の行政権(棟居快行) 8 顔ぶれが変われば憲法判例も変わる?──憲法判例と最高裁裁判官人事(市川正人) 9 裁判のことを知っていますか?──「裁判の公開」原則は裁判情報を伝達する役割を果たしているか(笹田栄司) 10 集団的自衛権は放棄されたのか──憲法九条を素直に読む(安念潤司) 11 国王も神と法の下にある──「絶対王政」対「法の支配」?(長谷部恭男)

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