
中世後期の京郊荘園村落
高木 純一
2021年10月23日
吉川弘文館
8,800円(税込)
人文・思想・社会
過酷な環境を克服するため、自立性を獲得していったとされる中近世移行期の村落。しかしそうした議論は、実在の村をどこまで反映したものなのか。畿内村落の一つである東寺領山城国上久世荘に軸を置き、室町期の年貢収納のありようや一揆の様相、武家権力との関係を検討。その特徴と時代に伴う変化を追い、移行期村落論に新たな知見を提示する。 凡例/地図/序章 中世後期村落論の研究史と本書の課題/京郊荘園村落の支配体制と村落上層(山城国上久世荘における年貢収納・算用と「沙汰人」〈上久世荘「沙汰人」の成立過程/「沙汰人」の役割/一六世紀における支配再編と年貢算用状の変化〉/山城国上久世荘における被官化状況と細川氏権力〈侍衆の武家・寺家被官化/細川氏権力による「与力」編成〉/山城国下久世荘における荘官・侍衆〈諸本所領「沙汰人」と公文/公文と下司/「侍分」の登場〉)/京郊荘園村落の再生産構造(山城国上久世荘における「荘家の一揆」と損免・井料〈損免交渉の特徴/井料交渉の特徴/井料負担体系と「荘家の一揆」〉以下細目略/山城国上久世荘における段銭と「荘家の一揆」/山城国上久世荘における鎮守・寺庵/山城国上久世荘における山林資源利用ー「鎮守の森」と「篠村山」)/終章 本書の成果と課題
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