近世駆込寺と紛争解決

佐藤 孝之

2019年2月15日

吉川弘文館

3,850円(税込)

人文・思想・社会

村で起こった紛争はどのように解決されたのか? 江戸時代、日本各地の村人は離婚のための縁切寺以外にも、盛んに寺社へ駆け込んだ。日常的に発生する紛争において、お詫びをさせたり、処罰を強いたり、極刑から救済したりと、お寺や神社は加害者と被害者を結ぶ巧みな調停役であった。戦国時代に遡り、暮らしの古文書から〈駆込〉を読み解く。 はじめに/近世駆込寺の形成過程(アジールの変容と駆込寺〈日本におけるアジールの盛衰/アジールの変容と入寺/アジールと駆込寺ー結びにかえて〉以下細目略/「山林」からさぐるアジールの変容/近世における神社への駆込とその機能/付論「篠(笹)を引く」ことの意味ーその近世的変容)/近世村社会と入寺の諸相(村の出火処理と火元入寺/陸奥国守山藩における「欠入」と「入寺」/上野国館林藩における入寺と寺訴訟/成田山新勝寺にみる寺訴訟と仲裁活動)/付論 松前藩における入寺と寺訴訟/結びにかえて

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