アジア・太平洋戦争と石油

戦備・戦略・対外政策

岩間 敏

2018年5月25日

吉川弘文館

3,300円(税込)

人文・思想・社会

石油に乏しい日本は、なぜアジア・太平洋戦争に踏み切ったのか。蘭領東インドとの輸入交渉、真珠湾攻撃での洋上給油作戦、石油備蓄と需給の予測、南方からの石油輸送と海上護衛戦の実態、本土空襲と製油工場の被害などを考察。石油のほか艦船・航空機など戦備に関する豊富なデータをもとに、あらゆる資源を動員した総力戦の実態と末路を解明する。 はじめに/日米開戦前の日本の戦備(日中戦争と日米対立/海軍最初の石油の需給見通し/日本海軍の勝算)/真珠湾攻撃(真珠湾攻撃の発想と先例/米国の戦争準備/真珠湾攻撃の作戦案/航続距離延長の油槽艦隊/順調な洋上補給/真珠湾攻撃ー見逃された油槽群と工廠/全滅した作戦参加艦船/第二次真珠湾攻撃)/「日蘭会商」から石油禁輸へ(アジア・太平洋戦争の前哨戦/日本の南進と陸軍の南方作戦計画/「日蘭会商」の開始/交渉の目的/日本軍の北部仏印進駐/日蘭印激突/芳沢団長のバタビア到着/「日蘭会商」の意味)以下細目略/南部仏印進駐と米国の対日石油禁輸/世界最初の戦略石油備蓄/海上護衛という隘路/総力戦分析の封印/空襲と国内製油施設の崩壊/終章 石油から見る総力戦の末路

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