天皇近臣と近世の朝廷

林 大樹

2021年1月6日

吉川弘文館

13,200円(税込)

人文・思想・社会

近年、進展が著しい近世の天皇・公家・朝廷研究。分析が進んでいなかった天皇の「近臣」である蔵人頭・御児・近習などに注目し、膨大な公家日記や関係資料を駆使して朝廷運営の実態を追究する。また、宝暦事件や天皇避諱欠画令を再検討。天皇の意思と機構を通した朝廷の最終決定との関係を解き明かし、近代・現代にいたる天皇の存在意義を展望する。 序章 近世天皇・朝廷研究の成果と本書の目的/朝廷内の役職(近世の蔵人頭について〈蔵人・蔵人頭の役割/蔵人頭の補任表/蔵人頭の補任状況/蔵人頭の役所日記〉/近世朝廷の御児について〈御児の概要/召出と退出/御児の業務〉/近世の近習小番について〈近習小番の概要/近習小番一覧/近習小番と天皇〉)/朝廷運営の実態(宝暦事件の基礎的考察〈宝暦事件研究史/宝暦事件関係史料/宝暦八年当時の朝廷〉/宝暦事件の再検討〈宝暦期の朝廷ー神書講義中止まで/天皇と摂家の攻防ー一斉処分に至るまで/摂家内の攻防ー直接対決に至るまで〉/宝暦事件後の朝廷〈蔵人頭の「失錯」/後任蔵人頭の選定〉/近世後期の天皇避諱欠画令〈欠画と公家社会/天皇避諱欠画令の制定過程/幕末・明治初期の欠画令〉)/終章 本書の成果と課題・展望

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