近世庶民社会論

生老死・「家」・性差

大藤 修

2022年12月1日

吉川弘文館

10,450円(税込)

人文・思想・社会

近世の村と町に暮らしたさまざまな人々を対象に、その生と死をめぐる諸事象と諸問題を考察。「家」制度と身分制度の特質、この時代特有のジェンダー構造、現世と来世を通じたライフサイクル観とライフコースなど、多様な視点から近世社会全体と国家についてアプローチを試みる。「ライフサイエンスとしての歴史学」の構築を目指す二部作の第一弾。 序章 研究視角・主題と本書の構成・概要/百姓身分と「家」-近世百姓の歴史的位置と身分秩序(近世「百姓」身分の歴史的位置と特質/小経営農民の「家」と近世的「村」共同体の成立/「家」制度と身分・職能の再生産・移動の構造/おわりにージェンダーからみる百姓身分と「家」)/百姓・町人の「家」と共同体ーモラル・エコノミーと生老死・性差の視座から(近世の「家」・共同体とモラル・エコノミー/家長・女性と「家」・共同体/子ども・老人・死と「家」・共同体)/老いていかに生きるかー下野の老農「田村吉茂」と仙台藩儒学者「芦東山」(田村吉茂の生き方と思想ー農業への専心と「極楽隠居」の思想/芦東山の生き方と思想ー儒者としての信念と執念)/生死と葬祭・服喪・墓制にみる近世社会(生と死/葬祭・服喪と墓制)

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