日本古代財務行政の研究

神戸 航介

2022年9月17日

吉川弘文館

13,200円(税込)

ビジネス・経済・就職 / 人文・思想・社会

調・庸に代表される古代の租税の性格はいかなるもので、社会の変革期においてどのように継授されたのか。賦役令の日唐律令比較や、租税免除制度の特質と変質、平安時代の財政再編成、受領統制制度と文書の機能などの検討を通じて、財務行政の具体像を明らかにする。律令国家の財源と分配という視点から、財政構造の歴史的展開を追った注目の1冊。 序章 本書の課題と構成/日本古代の財政構造(律令官衙財政の基本構造〈予算編成と請求/官衙必要経費の調達方法/勘勾用度と公廨〉/摂関期の財政構造〈請奏の機能とその意義/摂関期の外国出給と政務〉)/日唐賦役令の比較研究(唐賦役令の受容とその歴史的意義〈唐日賦役令の構成/調庸制の成立/力役徴発規定をめぐる諸問題〉/律令租税免除制度の研究〈賦役令租税免除規定の構造/租税免除の展開〉/日唐律令力役編成制度の特質〈唐における歳役編成/日本律令制の財政構造と雇役制/エダチから雇役へ〉以下細目略)/平安時代の国家財政と受領(熟国・亡国概念と摂関期の地方支配/平安中後期の民部省勘会/当任加挙考ー平安時代出挙制度の一側面/検交替使の派遣政務)/終章 本書の成果と展望

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