石に刻まれた江戸時代(498)

無縁・遊女・北前船

歴史文化ライブラリー

関根 達人

2020年3月26日

吉川弘文館

1,980円(税込)

人文・思想・社会

江戸時代、全国各地で作られた多種多様な石造物には、いかなるメッセージが込められていたのか。飢饉・事故・疫病の犠牲者や、遊女・刑死者の供養塔・災害碑などに光を当て解読する。さらに、日本海沿岸の湊町や住吉大社などへの奉納石から、海運史や地域間交流、石工の姿を描く。「歴史の証人」である石造物から、近世の自然や社会環境の実態に迫る。 「紙に書かれなかった歴史」を読み解くープロローグ/身近な石造物(石は頑丈な「記録媒体」/多様な江戸時代の石造物)/石に刻まれた飢饉の記憶(飢饉供養塔とは/元禄・宝暦・天明・天保の飢饉と東日本/享保の飢饉と西日本)/石に刻まれた地震・津波・噴火・水害の記憶(南海トラフ巨大地震と津波災害碑/松前大島噴火と寛保の津波災害碑/寛保の大洪水と災害碑/天明の浅間山噴火と災害碑/安政江戸大地震・安政江戸大風災と災害碑)/石に刻まれた事故と疫病の記憶(大火を伝える供養塔/海難事故の犠牲者の供養塔/橋脚落下事故の犠牲者の供養塔/疫病と石造物)/遊女と刑死者の供養塔(遊女供養塔/刑死者の供養塔)/北前船と石造物(日本海津々浦々の石造物/下北半島の海運関連石造物/住吉大社と金比羅宮の石灯籠)/石のモニュメントが繋ぐ過去と現在ーエピローグ

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