中世かわらけ物語(540)

もっとも身近な日用品の考古学

歴史文化ライブラリー

中井 淳史

2021年12月20日

吉川弘文館

2,090円(税込)

人文・思想・社会

中世に誰もが使っていた日用品・かわらけ。遺跡から大量に出土するこの薄茶色の器は地味に見えるが、それぞれに個性があり中世社会を雄弁に語る遺物である。製法や工人、使用方法、販売価格、デザインの流行などを読み取ると、地域や身分を超えて人びとの暮らしに寄り添ってきた実態が見えてくる。身近なモノを徹底的に見つめて描きだす文化史。 中世びとと器物の距離ープロローグ/かわらけの肖像(中世考古学研究におけるかわらけ/君の名はーかわらけの名前/かわらけのつくり方)/かわらけをつくった人びと(奈良の土器座/京都のかわらけ生産/『長宗我部地検帳』からー土佐国のかわらけ生産/かわらけの販売)/かわらけの用途と機能(かわらけの使われ方/法会・神事のかわらけ/饗宴のかわらけ/饗宴の時代/かわらけの「自由」)/あこがれの都をうつす土器(京風のかわらけ/模倣の諸相/かわらけからみえる「京都」/中世かわらけ生産の特質)/器物の価値と中世考古学ーエピローグ

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