第一次世界大戦と日本参戦(572)

揺らぐ日英同盟と日独の攻防

歴史文化ライブラリー

飯倉 章

2023年5月24日

吉川弘文館

2,200円(税込)

人文・思想・社会

1914年8月、第一次世界大戦に日本はなぜ早々と加わったのか。列強の思惑や強気の日本外交を検証。対ドイツ青島攻囲戦の実相、南洋群島占領をめぐる日英豪の軋轢を明かす。戦後、日本は五大国の一員となるも日英同盟は終焉に向かう。その後の日本の進路に多大な影響を与えながら、従来あまり注目されてこなかった外交史・軍事史を読み解く。 世界大戦の時代ープロローグ/帝国主義時代の東アジア(ドイツの膠州湾租借ードイツ皇帝自慢の功績/東アジアの大変動)/第一次世界大戦の勃発と青島(大戦はなぜ起こったのか/青島と英独軍の交流/七月危機と青島)/国際問題としての日本参戦(七月危機と英日参戦/日本の参戦決定/軋む日英外交/独米中の動きと最後通牒/日本の参戦理由・目的と要因)/ドイツ領南洋群島占領と日英海軍の連携(太平洋とドイツ植民地/日英独海軍の展開/なぜ日本海軍は南洋群島を占領できたのか)/青島の戦いの実相(開戦前の青島の戦闘準備/青島沖の海での戦い/陸軍上陸から総攻撃前まで/青島要塞の攻略)/勝利の遺産と教訓(国際法と日独の戦い/日英協力の内実/青島の戦いの軍事的意味/関係者のその後/山東半島のその後/占領後の南洋群島)/日英同盟の終焉とその後の東アジアーエピローグ

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