
海からみた日本の古代
読みなおす日本史
門田 誠一
2020年9月14日
吉川弘文館
2,420円(税込)
人文・思想・社会
古墳時代の日本は文字資料が乏しいが、東アジア海域には考古遺物を中心に様々な資料が残されている。渡来人がもたらした装身具や武器・武具、藤ノ木古墳と高句麗の王墓などから、日本の古代の国家、文化を再構築する。 はじめに/考古学からみた国際関係(装身具と武器の語る国際関係〈耳飾りの政治性と対外関係/鷺ノ湯病院跡横穴の出土品/太環式耳飾りのもつ意味/太環式耳飾り副葬の意義/甲冑からみた地域圏/戦争による武器の移動/武器や馬具のもつ政治性〉/鉄素材の変遷と交易〈鉄器と鉄素材/斧形の鉄製器/工具から鉄素材か/鉄斧から鉄?へ/鉄と倭の五王の時代〉以下細目略/ヒスイ・日本と朝鮮半島との交易)海を越えた人々の残照(土器からみた集団の渡来/葬送習俗からみた渡来人)/東アジア世界の王権と秩序(冠からさぐる藤ノ木古墳の被葬者/高句麗の王墓と墓守り)/あとがき/古墳時代研究における東アジア的視点の展開
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