鳴動する中世

怪音と地鳴りの日本史

読みなおす日本史

笹本 正治

2020年10月14日

吉川弘文館

2,420円(税込)

人文・思想・社会

山の音、石の鳴き声、城跡の鶏鳴、寺社や墓の鳴動…。中世人はこうした不思議なできごとを神仏や祖先からの啓示と考えた。古文書・記録や伝承から、彼らが体感した”音”を再現し、失われた日本人の心性を考える。 まえがき/序章 山が鳴り石が泣く/戦国大名と落城(一族滅亡と予兆〈諏訪氏と諏訪上社/武田氏滅亡と社地鳴動/豊臣氏滅亡と秀吉の墓/神の意志を伝える音〉以下細目略/先祖が守る城館/夜泣石)/藤原氏と源氏(藤原鎌足の墓と春日山/源満仲の墓と石清水八幡宮)/塚や墓と鳴動(将軍塚/陸の鳴動)/社寺が知らせる異変(京都と近隣の社寺の鳴動/全国の社寺が鳴動する/御所での鳴動)/災害の音・幸運の音(異変と山鳴り/岩や石の鳴動と災異/神仏からの知らせ/天気を知らせる音/さまざまな音と予兆)/鶏の声の意味するもの(落城と鶏/幸福と災いと/天候と金鶏)/終章 中世から近世へ(中世以前の鳴動/近世の鳴動/現代の音意識)/あとがき

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

0

未読

1

読書中

0

既読

0

未指定

3

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください