光源氏に迫る

源氏物語の歴史と文化

宇治市源氏物語ミュージアム

2021年6月21日

吉川弘文館

2,420円(税込)

人文・思想・社会

千年の時を越え、世界中で読まれ続ける『源氏物語』。主人公・光源氏をキーワードに、歴史・文学・美術など多様な切り口から物語にアプローチ。彼の生涯や恋愛模様はもちろん、頭中将らにみる貴族の実像、寝殿造庭園の風景、工芸職人の活躍や源氏絵の鑑賞など、作者紫式部が生きた時代の政治・社会・文化に迫り、物語の舞台になった平安王朝へと誘う。 1 『源氏物語』の人物像  光源氏の〈光〉…山本淳子  光源氏と紫の上、そして明石の君…福嶋昭治  国母としての弘徽殿女御…栗山圭子  頭中将の実像ー『源氏物語』に描かれない平安貴族…井上幸治 2 平安時代の政治と社会ー『源氏物語』の時代をよむ  『源氏物語』が書かれた時代ー歴史学から考える転換期の文学…上島 享  後白河院・後鳥羽院の政治と文化…長村祥知 3 『源氏物語』の文化史  道々の細工ー都市の寵児たち…五島邦治  六条院にみる平安時代の庭園の四季…高橋知奈津  源氏絵を読むー宇治市源氏物語ミュージアム所蔵「源氏絵鑑帖」を例に…龍澤 彩

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