藤原俊成 中世和歌の先導者

久保田 淳

2019年12月24日

吉川弘文館

4,180円(税込)

人文・思想・社会

新古今時代を導いた和歌史の巨人。多くの歌合の判者となり、後白河法皇の院宣で千載和歌集(せんざいわかしゅう)を撰進、式子内親王に和歌の本質をさぐる歌論書古来風躰抄(こらいふうていしょう)を献じた。源氏物語に傾倒し、後継者定家を育て、歌の家冷泉家(れいぜいけ)の基礎を築く。官途には恵まれなかったが、後鳥羽院は俊成九十の賀を催した。歴史の転換期を生き抜いた九十一年の生涯を辿る。 はじめに/御子左家の人々-出生以前(御子左家と曽祖父長家/祖父忠家/父俊忠/母藤原敦家女/兄弟たち/姉妹たち)/歌の家に生まれてー幼・少年期(生涯の時期区分/幼・少年期)/和歌の研鑽を積むー青年期(三人の妻/歌人としての出発/常盤家の百首歌会/基俊を師とする/「述懐百首」を試みる/崇徳天皇内裏歌会と鳥羽院後宮)以下細目略/歌人たちとの出会いー壮年期前半/歌評者として自立するー壮年期後半/清輔と拮抗する中でー老年期前半/『千載和歌集』撰進を成し遂げるー老年期後半/歌論の集大成と和歌の体系化ー晩年期前半/俊成の栄誉と伝統の継承ー晩年期後半)/おわりに/藤原俊成関係略年譜

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