
アマテラスと天皇(334)
〈政治シンボル〉の近代史
歴史文化ライブラリー(オンデマンド版)
千葉 慶
2021年11月4日
吉川弘文館
2,640円(税込)
人文・思想・社会
明治政府は、新しい統治と君主への支持を得るために、アマテラスを政治シンボルとした。古代からの宗教シンボルが政治シンボルとして再編される経緯、その後の変貌と暴走、そして戦後の解体までを政治と宗教の側面から分析。近代天皇制の政治神話を明らかにする。現代の「象徴(シンボル)」天皇制を「安全・無害」と考える多くの日本人に警鐘を鳴らす。 天皇制における「シンボル」とは何か?-プロローグ/統治/革命の正当化 政治シンボルのアンビヴァレントな性質(政治シンボルの創出ー明治維新とアマテラス/統治の正当化ー政治シンボルとしてのアマテラスの創出と展開/革命の正当化ー政治シンボルとしてのアマテラスの流用/維新政府による政治シンボルの再編ーアマテラスの流用と一元化)以下細目略/宗教と非宗教の狭間に 政治シンボルの馴致/せめぎあう解釈 政治シンボルの暴走へ/「象徴」天皇制再考ーエピローグ
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