
多元的中華世界の形成
東アジアの「古代末期」
佐川英治
2023年2月25日
臨川書店
5,830円(税込)
人文・思想・社会
宗教・社会・文化が大きく揺れ動いた東アジアの3〜8世紀を「漢文化の継承と変容の時代」-中国の古典文明を基礎とした多元的な中華世界が東アジアの規模で拓かれていく時代ーとしてとらえ、広く周辺世界とのかかわりから歴史の展開を再定義する。西洋史における「古代末期」(Late Antiquity)の議論を中国史に想定したとき、今日の中国史、東アジア史、東部ユーラシア史研究に何をもたらすのか。 序 論 東アジアの「古代末期」 佐川英治 第1部 古典の継承と変容 第1章 魏晋南北朝の「漢代の記憶」とその変化 王安泰(三宅舞佐志訳) 第2章 嘎仙洞石刻祝文にみる北魏王権の多元性ー天子・皇帝・可汗・太平真君の称号をめぐってー 佐川英治 第3章 南斉・梁における『周礼』の受容について 戸川貴行 第4章 斉梁類書における魏晋知識の典故化 付晨晨 第5章 梁代における外国用将軍号の新設について 岡部毅史 第6章 梁における戦争と世代交代の影響 アンドリュー・アイゼンバーグ(三宅舞佐志訳) 第2部 中華の多元化 第7章 梁代における建康の繁栄と仏教および寺院空間 小尾孝夫 第8章 北朝晚期の寺院と政治文化ー“国”寺、行政区と戦場ー 魏斌(三浦雄城訳) 第9章 6世紀新羅における大王号の使用とその意義 小宮秀陵 第10章 7世紀倭国における中心と周辺ー毛人・蝦夷・粛慎ー 河内春人 第11章 則天武后の権威の多元性 河上麻由子 第12章 グローバル・ヒストリーとしての古代末期ーアイルランドから日本までー 足立広明 あとがき / 編者・執筆者・翻訳者紹介 / Contents(英文目次)
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