地域間共生と技術
技術は対立を緩和するか
吉野 孝 / 綾部広則 / 前嶋和弘 / 須田祐子 / 山本達也 / 詫摩佳代
2023年10月30日
早稲田大学出版部
3,300円(税込)
科学・技術
1980年代末に米ソ冷戦構造が終焉し、西欧諸国、東欧諸国、アジア諸国、さらにはある程度まで中東諸国が少しずつ接近し、地域間の共生が進むと思われた。ところが、途上国の生活水準の上昇と、先進諸国の経済の低迷や政治の混乱により、地域間共生の動きが近年停止している。一方、多くの国が自国だけでは対応できない困難な状況にあり、それを打破するのは科学技術といえる。本書では粒子加速器、オンライン空間、新型コロナウイルス感染症、再生エネルギー、カーボンプライシングなどを取り上げ、地域間の共生への影響と効果を考察する。情報・医療・環境の3領域の技術を国際社会の歩み寄りとつなげるには、どのような仕組みが必要なのか。 【目次】 序 (吉野孝) 第1部 地域と技術 1 現代の科学技術と地域間共生 (綾部広則) 第2部 地域間共生と情報 2 アメリカ外交におけるインターネットの役割とその変化 (前嶋和弘) 3 越境データをめぐる国際政治 (須田祐子) 4 インターネットをめぐる国際環境の変化と国際社会の分断 (山本達也) 第3部 地域間共生と医療 5 グローバル保健ガバナンスの現状と課題 (詫摩佳代) 6 EU の医科学研究政策とジェンダー戦略 (福田八寿絵) 第4部 地域間共生と環境 7 エネルギー転換と技術の地政学とガバナンス (太田宏) 8 カーボンプライシングと地域間関係 (森村将平/モルタ・アリン/有村俊秀) 第5部 地域間共生と政策 9 イギリスの近年の科学技術・産業とイノベーション政策 (小林直人) 第6部 結論 10 グローバルな公共圏の創生に向けて (吉野孝/須賀晃一) あとがき (吉野孝) 索引 執筆者紹介
close
ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
X
LINE
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
みんなのレビュー