
日韓歴史共通教材 調べ・考え・歩く 日韓交流の歴史
歴史教育研究会
2020年2月15日
明石書店
3,080円(税込)
人文・思想・社会
日韓両国の高校教育の現場で活用されることを想定して共同開発された歴史教材。叙述主体の通史ではなくテーマ中心の構成で、図版や写真等の資料を通して日韓の交流史が身近に感じられるように工夫されている。日韓関係の今日的課題も積極的に取り上げている。 刊行にあたって 本書の使い方 第1章 文化にふれる 1 日本と韓国のポップカルチャーは好きですか 2 正月の行事・料理にはどんな意味があるか 3 かなとハングルはなぜ創られ、どのように使われているか 4 子どもは何をどのように学んでいたのか 5 武士と両班はどのような生活や考えを持っていたのか 第2章 前近代の交流をたどる 1 先史時代の人々の交流はどのようなものだったか 2 古墳にはどのような日韓交流の痕跡が残されているか 3 日本と新羅の外交はどのように展開したか 4 日本と渤海はどのように交流を深めたのか 5 高麗水軍に救出された日本人女性は何を語ったか 6 モンゴルの侵攻は日本と高麗の関係にどんな影響を与えたか 7 倭寇は高麗や朝鮮、日本の外交にどのような影響を与えたのか 8 「文禄・慶長の役」か、「壬辰・丁酉倭乱」か、「抗倭援朝戦争」か 9 通信使外交は日朝間の摩擦をどう乗り越えたか 10 漂流民を通した交流は、日朝間でどのように行われたか 第3章 近現代の交流をたどる 1 日本と朝鮮はどのように開港するに至ったか 2 伊藤博文と安重根が考えていた東アジアの「平和」とは何か 3 在朝日本人とはどのような存在だったのか 4 関東大震災下の朝鮮人の犠牲に人々はどう向き合ってきたか 5 帝国日本はなぜ朝鮮に神社を建てたのか 6 朝鮮人は日本の戦争にどのように動員されたか 7 敗戦・解放後の新しい社会づくりはどのように進められたか 8 朝鮮戦争に日本はどのように関わったのか 9 韓国の4・19革命から何を学ぶか 10 日本と韓国はどのように国交を正常化したのだろうか 11 日朝・南北間の信頼醸成・平和構築はどう進められてきたのか 12 君たちは日韓関係の未来をどのように担っていくか 第4章 日本と韓国を歩く 1 日本と韓国の世界遺産を訪ねる 2 江戸・東京と漢城・ソウルを歩く 3 「古都」京都を歩く 4 大阪のなかの韓国・朝鮮を歩く 5 港町釜山を歩く 6 対馬を歩く 7 沖縄を歩く 8 ヒロシマを歩く 9 分断の象徴DMZに向かう 本書作成の経過について あとがき
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