私とあなたのあいだ

いま、この国で生きるということ

温 又柔 / 木村 友祐

2020年10月30日

明石書店

1,870円(税込)

小説・エッセイ

自分はここにいる、と誰もが言い始めることができるはず。みな本来、対等な存在なのだから。私たちが声をもつとき、歴史の何かが変わるだろう。私も、あなたも、誰もがその主役なのだから。二人の芥川賞候補作家が交わす、圧巻の往復書簡。  まえがき 第一章 声と言葉のあいだ  文字から滲む声ーー第一便 温又柔より  価値の序列ーー第二便 木村友祐より  自分の居場所ーー第三便 温又柔より  転換のときーー第四便 木村友祐より 第二章 動物とヒトのあいだ  存在の頼りなさーー第五便 木村友祐より  イキモノたちの時間ーー第六便 温又柔より  動物たちの側からーー第七便 木村友祐より  不均衡への気づきーー第八便 温又柔より 第三章 持てる者と持たざる者のあいだ  価値観の根拠ーー第九便 木村友祐より  だれのための国ーー第一〇便 温又柔より  固定化する階層ーー第一一便 木村友祐より  声ある少数派ーー第一二便 温又柔より 第四章 文学と社会のあいだ  外部に出ることーー第一三便 木村友祐より  重要な他者性ーー第一四便 温又柔より  文学的正しさ?--第一五便 木村友祐より  私(たち)のモラルーー第一六便 温又柔より 第五章 性と性のあいだ  線を引くときーー第一七便 温又柔より  無意識の加担ーー第一八便 木村友祐より  死守したい一線ーー第一九便 温又柔より  公認された欲情ーー第二〇便 木村友祐より 第六章 国家と家族のあいだ  国家からの関与ーー第二一便 木村友祐より  この国の複数性ーー第二二便 温又柔より  国家へのかかわりーー第二三便 木村友祐より  来歴として迫る国々--第二四便 温又柔より 第七章 リアルとバーチャルのあいだ  幸福なネット時代ーー第二五便 温又柔より  一変した風景ーー第二六便 木村友祐より  Twitterの可能性?--第二七便 温又柔より  冷笑の対極ーー第二八便 木村友祐より 第八章 いま、この国で生きるということ  パニックの陰でーー第二九便 木村友祐より  この国の当事者ーー第三〇便 温又柔より  人という起点ーー第三一便 木村友祐より  かれらの居場所ーー最終便 温又柔より  あとがき

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