にほんでいきる

外国からきた子どもたち

毎日新聞取材班

2020年12月22日

明石書店

1,760円(税込)

人文・思想・社会

外国人労働者の受け入れ拡大のなか、就学状況が不明な子どもが少なくとも1万6000人いることが判明した。文部科学省による全国調査の実施など、行政を動かす原動力にもなった、毎日新聞の連載の待望の書籍化。新聞労連ジャーナリズム大賞優秀賞、新聞協会賞受賞。  はじめに 第1章 閉ざされた扉ーー就学不明2・2万人  学校に行かない子どもたち   1 不就学の連鎖、命を落としたアユミ   2 逮捕され、ようやく見つけた学びの場   3 教育の受け皿なく、追い詰められたプリンセス   4 「発見」された子どもたち   5 就学を強制できないジレンマ  不就学ゼロを提唱ーー小島祥美さんに聞く岐阜県可児市の15年  調査データーー取材班による100自治体調査と文部科学省の全国調査  Q&A 不就学になる理由  インタビュー 前川喜平さん「教育を受けさせないのは虐待」 第2章 学校には来たけれどーー無支援状態1・1万人  日本語を学べない子どもたち   1 自力で学ぶ限界、無支援状態1年半のサロチャー   2 話せない、読めない理由   3 「日本語が分からないと学校には入れません」   4 スキルも人手もなく、担い手不足に悩む学校  調査データーー無支援の子の実態と自治体の苦悩  海外の母国語教育事情  インタビュー サヘル・ローズさん「言葉は人と人をつなぐ橋渡し」 第3章 「発達障害」と見なされてーー特別支援学級の在籍率2倍  特別支援学級にいる子どもたち   1 IQ検査の日本語が分からなかったタケシ   2 教師の葛藤   3 日本語教育を特別支援学級に丸投げ   4 ブラジル大使館の危機感   5 ドイツの事例  調査データーー特別支援学級にいる子の割合と分析  インタビュー 中川郷子さん「子どもに責任を押しつけないで」 第4章 ドロップアウトの先にーー不就学・不就労3000人  社会で迷う子どもたち   1 特殊詐欺に利用されたマイケル   2 日系ギャングと呼ばれたホドリゴ   3 断たれゆく再起の道   4 20歳の高校受験生、アンドレア   5 消えない過去を背負って   6 少年院でルーツと向き合う  調査データーー国勢調査からみた不就学・不就労の未成年  高校中退率は7倍  高校入試の壁  インタビュー 田中宝紀さん「教育と就労の境目で支援を」 第5章 見つかった居場所ーー日本語教育に救われて  未来を描けた子どもたち   1 「急がなくていい」、名月のメッセージ   2 16歳の中学生、マリオン   3 9歳で就学が実現したナディ   4 横浜市立南吉田小学校の多国籍な日常 第6章 にほんでいきるために  政策の現状と課題   1 文部科学省による有識者会議の設置と報告書   2 日本語教師資格の創設へ  寄稿 山野上麻衣さん 不就学問題の20年、現在とこれから  取材をふりかえって  おわりに

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