小児期の逆境的体験と保護的体験

子どもの脳・行動・発達に及ぼす影響とレジリエンス

ジェニファー・ヘイズ=グルード / アマンダ・シェフィールド・モリス / 菅原 ますみ / 榊原 洋一 / 舟橋 敬一 / 相澤 仁

2022年12月16日

明石書店

4,620円(税込)

美容・暮らし・健康・料理

逆境的小児期体験(ACEs)は成人期以降の心身の健康にどのような影響をもたらすか。また、ACEsに対する解毒剤とされる保護的体験(PACEs)とは何か。本書はアメリカ心理学会による最新の研究成果であり、逆境と回復の統合的な理解を深める一冊である。  日本語版へのメッセージ  まえがきーー橋に開いた穴  謝辞 1 逆境的小児期体験と保護的小児期体験の影響 第1章 逆境的小児期体験(ACEs)  1.1 ACEsについての研究  1.2 その他の集団におけるACEs研究  1.3 児童と青年のACEs  1.4 ACEsを定義する  1.5 自分のACEsスコアを知る 第2章 保護的・補償的体験(PACEs)--ACEsに対する解毒剤  2.1 PACEs--関係性と資源  2.2 PACEsの基本的理論と研究  2.3 PACEsに関する私たちの研究  2.4 自分のPACEsスコアを知る 2 発達初期の体験は身体・脳・行動にどのような影響を及ぼすのか 第3章 発達初期の逆境体験が神経生物学的発達に及ぼす影響  3.1 小児期の逆境に対する生体行動的反応のモデル  3.2 エピジェネティクスと小児期の逆境  3.3 小児期の逆境が脳の構造と機能に及ぼす影響  3.4 すべてを統合するーーICAREモデル 第4章 逆境的小児期体験(ACEs)と保護的・補償的体験(PACEs)の世代間伝達  4.1 逆境とレジリエンスの心理社会的伝達  4.2 養育の神経生物学的伝達  4.3 逆境とレジリエンスの神経生物学的伝達  4.4 結論とアクティビティーーACEsとPACEsのジェノグラム 3 逆境的小児期体験の伝達を断ち切り,保護的・補償的体験を増やす 第5章 成人期における逆境的小児期体験の影響を修復するために  5.1 介入の基盤となる逆境的小児期体験に基づいた科学  5.2 成人のための保護的・補償的体験  5.3 結論とアクティビティーー成人のための保護的・補償的体験(PACEs)プランの構築 第6章 ACEsをもつ子どものポジティブな発達を促進する  6.1 子どものためのPACEs  6.2 青年のためのPACEs  6.3 神経生物学的制御を高める  6.4 ポジティブな親子関係をはぐくむ  6.5 システムレベルのプログラム  6.6 結論とアクティビティーー子どものためのPACEs計画を作成する 第7章 ACEsとPACEs,そしてコミュニティ  7.1 ACEsの歴史的・社会的文脈  7.2 トラウマインフォームドな実践  7.3 ACEsやレジリエンスに特化したコミュニティの連携  7.4 政策転換と法律制定  7.5 逆境的なコミュニティ環境と逆境的小児期体験ーー2つのACEs 第8章 さいごにーーまとめと解決策  8.1 私たちが学んだこと  8.2 解決に向けてーー次になすべきこと  8.3 救命ボートを探して  付録 考えを深めるための問い  参考情報  参考文献  索引  監訳者あとがき

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